私たちのお米は、自然の力を最大限に引き出す自然栽培米です。
一般的に除草剤が使われる理由は、主に以下の通りです。
- 雑草に栄養を取られてお米の収量が減ることを防ぐ
- コンバインでの収穫時に雑草が詰まって故障するリスクを減らす
- 雑草に虫が寄ってくるのを防ぐ
- 圃場の管理や草刈り作業を楽にする
多くの農家では除草剤を使うお米づくりが一般的で、生産者にとって非常に役立っています。特に近年は米不足の状況もあり、収量が減ることは大問題です。また、除草作業で手間が増えてしまうと、兼業農家では現実的に対応が難しい場合もあります。このような背景から、除草剤を使うことのメリットは非常に大きいのです。
しかし、私たちは草を枯らすような不自然なものを田んぼに投入することに疑問を感じています。 農薬や除草剤は農薬取締法により安全性が問題ないとされ、許容範囲内での使用であれば健康への影響はないとされていますが、まだ分かっていない部分もあり、使用する人や消費者の体への影響には注意が必要です。
一方で、私たちが実践している自然栽培米は、除草剤を使わず、自然の力と生き物たちの力で育てています。 雑草対策は最も重要な課題ですが、育苗や除草の方法を工夫し、さらに水管理や田んぼの環境整備を丁寧に行っています。 田んぼによって雑草の生え方は異なりますが、除草剤に頼らなくても稲が育つなら、あえて使わず自然の力で育てています。収量は減るおそれもありますが、美味しさと安全性を最優先にしています。